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母から貰った形見の水晶玉の力に守られ、そばで見守る妖蝶・御影と共に
童子丸は元気に毎日を過ごしておりました。 |
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そんなある日、怪しい術を駆使するひとりの陰陽師に出会います。
「童子丸には偉大な陰陽師になれる力がある。」と予言をし消えてしまった謎の陰陽師。 |
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立派な青年へと成長した童子丸は幼名改め、安倍晴明となります。
さらに立派な陰陽師になるため、京の陰陽師、賀茂保憲のもとに仕えることになりました。
そして数々のエピソードを作ってゆくのです。 |
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陰陽寮の最高位についた晴明。それを噂する民間陰陽師たちの羨望と憂い。
瞼の母、葛の葉と積年の再会を果たしたとき、葛の葉から聞いた道満の想いの真実に晴明は心を打たれます。
そして優しい母とのふたたびの別れ。
でもそれは晴明の立派な成長を見届けての安心の子別れでありました。 |
私はあなたの子供でしあわせでしたー！かかさまーっ！」余韻の中の晴明の姿に
きっと心が揺さぶられることでしょう。 |
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流行の陰陽師・安倍晴明や芦屋道満とは少し違った解釈をしたくらくら流の
葛の葉物語パート２をどうぞお楽しみください。 |
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Ⅱ